スローフードフェア初開催: 地元料理をアピール

2010年01月18日

大分県宇佐市の特定非営利活動法人(NPO法人)「安心院町グリーンツーリズム研究会」(宮田静一会長)は23日、「第1回大分・安心院スローフードフェア」を開く。地元農家の伝統料理に着目し、食から田舎の良さをPRしようと企画した。参加の事前申し込みを受け付けている。

 午後2時半から同市の安心院文化会館で、ノンフィクション作家の島村菜津さんが講演する。スローフード先進国のイタリアの最新食事情や、日本のスローフードの現状と課題について話す。

 同会は農村民泊(農泊)を受け入れているが、利用者は、1996年度の80人から年々増加、2009年度は約6500人となった。当初、8軒だった受け入れ農家も現在64軒になっている。

 農泊利用者には、地域の家庭で通常食べている、ユズを砂糖で調理した羽二重(はぶたえ)煮やリンゴのワイン煮などを提供している。利用者からは、地産食材を使った煮しめなど素朴な料理に「彩りと味覚からこの地の豊かさを感じる」といった感想が多く寄せられるという。

 宮田会長は「農村文化の伝承を考えるきっかけにしたい」という。利用者から逆に地元の良さを教えられたという、受け入れ農家でフェア実行委員長の時枝仁子さん(56)は「いただいた元気と勇気の恩返しになれば」と意気込む。参加無料。定員は先着順で500人。農泊も受け付ける。同研究会=0978(44)1158。

【西日本新聞朝刊】
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イタリアがスローフードの先進国とは何となく意外でした! 
国民性もパスタやピザもあまりスローというイメージが無かったので。
でも食事や会話の時間を楽しむ、という雰囲気はわかる気がしますicon119 


日本食もスローフードのスタイルの方が合うと思うので、地元の食材や料理で
どんどん革新的な食のスタイルが確立されていったら良いと思います!