セミナー:不妊の苦悩

2010年03月17日

不妊に悩む女性や、治療の経験があったり、産まない選択をしたりした女性らが語り合い、苦悩を分かち合うためのセミナーが22日、福岡市で開かれる。子どもがいてもいなくても自分自身とパートナーを受け入れ、女性として満ち足りた人生を送ってほしい――。そんな思いを込め、助産師で不妊カウンセラーの福岡県立大講師石村美由紀さん(40)が企画した。

子どもが欲しいのに妊娠しない「不妊症」のカップルは7~10組に1組といわれる。石村さん自身もそうだった。結婚してからも、赤ちゃんの誕生にかかわる助産師の仕事を続け「当然私も赤ちゃんを」と思っていた。だが、4年間授からなかった。周囲の何げない「子どもはまだ?」の言葉に傷つき、自分自身が持っていた「子どもを産んで一人前」という価値観に苦しんだ。

03年に長女を妊娠し、翌年出産。だが「不妊で苦しむ人に寄り添いたい」と大学院で勉強し、日本不妊カウンセリング学会の不妊カウンセラーの資格を取った。当事者の話に耳を傾けるうち「同じ悩みを抱えた人が、心を開き、語り合う空間が必要」と思うようになったという。

セミナーは22日午前10時半~午後2時、福岡市中央区天神4丁目の都久志会館601会議室。看護師のストレスケアを長年手がけ、不妊の問題にも詳しい「看護コミュニケーションセンター グレードアップ・ラボ」の長野玲子所長の講演のほか、昼食を囲みながら参加者同士が語り合う時間がある。参加費は昼食代込みで2千円。定員30人。


不妊の当事者は、苦しみを1人で抱え「なんで私だけが」と思いつめてしまいがちだという。石村さんは「『なんで』かは誰にも分からないけれど、つらいのは、あなただけじゃない」と呼びかけている。申し込みは、福岡県立大看護学部の石村さんへ電話・ファクス(0947・42・2063)か、メール(ishimura@fukuoka-pu.ac.jp)で。

【朝日新聞】
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こういった悩みって女性だけでなく男性も持つているものだと思います。近年は男性の遺伝子の問題も出てきていますね。誰に打ち明けたらいいかもわからない方が多いのではないでしょうか?
特に女性だと色々な悩みがあると思いますが、こういったセミナーで話を聴いたり、カウンセリングを受けるのも1つですし、デリケートなことですから恥ずかしい方には、ネットで相談&解決グッズという方法もあるようです。例えば不感症で感じない方や性交の痛みがある人には、グッズも出ているので、一人で悩まないで前向きに頑張ってほしいですicon119